URBAN WILD ECOLOGY

私たちは建築を複数種の網目と捉えている。人間と複数種が共存する居住域を築くために、菌(きのこ)のような弱い力で現代都市を分解して再組織化する、それが私たちのヴィジョンである。―本書より―本書は、現代都市と生態系をテーマに

環世界の人文学

壊れゆく地球での生を創造する 温暖化や感染症など、生きる基盤である地球が揺らいでいる現代、人間の生の営みはどう変わるのか。本書は、哲学、文学、人類学、建築、歴史など、さまざまな分野の研究者たちによる、新たな人文学を拓く試

野生のエディフィス

LIXIL出版 現代建築家コンセプトシリーズ No.29 若手建築家の建築思想から建築の方途を探る「現代建築家コンセプト・シリーズ」No.29は、地球環境や生態系に配慮した家づくりやまちづくり、太陽エネルギーを生かしたオ

たぐい vol.3

特集1:異種との遭遇 特集2:ティム・インゴルドの世界 亜紀書房 2021.2.10 刊行 奥野 克巳(おくの・かつみ)1962年生。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。 近藤 祉秋(こんどう・しあき)1986年生

共感・時間・建築

20世紀の建築が理想とした社会像が崩壊した現代の建築はどこに向かうのか。世界的に閉塞感が漂う建築の状況にあって、日本の若手建築家の取り組みは次の時代の建築の可能性を示している。その背景を検証し、これからの建築家がもつべき

建築的冒険者の遺伝子

1970〜80年代、日本で湧きあがった建築的冒険を体現してきた建築家と、現代の若手建築家によるダイアローグ。当時の建築的冒険はなんだったのか。その遺伝子はいま、どう受け継がれているのか。70年代を起点に未来を展望し、これ

WindowScape3

働くのは人だけではない 自然とともに窓も働く。 ものを照らす光、干す風、加工する熱、燻す煙、蒸す湯気──窓がつなぐ、自然要素と人のふるまい、物質のふるまい。       WindowScap

en[縁]

ヴェネチア・ビエンナーレ2016日本館カタログである本書では、日本国内の若手建築家12組の活動を紹介する。誰もが共有できる未来が失われ、閉塞感が漂う現代において、建築や都市はどこへ向かおうとしているのか。今までの社会のあ

「シェア」の思想

家、仕事、車、SNS、n次創作……、さまざまな空間・モノ・情報の共有化=「シェア」が進み、「シェア」は21世紀のマーケット・トレンド、ビジネス・イノベーションの契機として期待を込めて取り上げられま

COMMONALITIES

「コモナリティ」のデザインとは、建築や場所をとおして、人々がスキルを伴って共有するさまざまなふるまいを積極的に引き出し、それに満たされる空間をつくりだすこと   コモナリティーズ ―ふるまいの生産― 塚本由晴,

WindowScape2

  窓のあり方は、気候風土や文化慣習と結びつき、あらゆる地域で自然に対する試行錯誤の繰り返しがなされ、バランスや整合性をとりながら一定の型へと洗練されてきた。 そんな窓が反復することでつくりだされる街並は、独自