URBAN WILD ECOLOGY

私たちは建築を複数種の網目と捉えている。人間と複数種が共存する居住域を築くために、菌(きのこ)のような弱い力で現代都市を分解して再組織化する、それが私たちのヴィジョンである。―本書より―
本書は、現代都市と生態系をテーマに、批評的な建築実践を行う、能作文徳+常山未央の実践記録である。(日本語英語併記)

建築設計や論考執筆に加え、国内外の大学を拠点に、建築と都市と生態系の関係性リサーチを続ける、建築家 能作文徳、常山未央。エコロジカルな視点で改修を続ける自宅兼事務所の「西大井のあな」や最新作「秋谷スマートハウス」等を収録し、実践の過程で抽出された「あな」「都市のごみ」「物質循環」など15のテーマでまとめた作品集です。
TOTOギャラリー・間で2024年1月18日より開催される「能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築」関連書籍です。

『アーバン・ワイルド・エコロジー』
著者=能作文徳+常山未央
定価=3,960円(3,600円+税10%)
発行=TOTO出版