WIRED vol.41 NEW NEIGHBORHOOD

都市の未来とネイバーフッド

コロナ禍におけるロックダウンで、世界中の人々が改めて向き合うことになった「ネイバーフッド」。「場所」に根差した人間同士のつながりは、資本主義のその先を模索する時代における都市と衣食住の在り方を、ヒューマンスケールから再構築するための新たなプラットフォームとなるはずだ。その変化はすでに世界中で始まっている。「ネイバーフッドエコノミー」「ネイバーフッドシティ」「ディスタントネイバーフッド」という3つの視点から、選りすぐりのアドヴァイザーたちとともにその最前線に迫る総力特集。

エツィオ・マンツィーニ、内田友紀、リチャード・フロリダ、エマニュエル・ダル・カルロ、鈴木綜真、小川さやか、能作文徳、饗庭 伸、保井美樹、 レスリー・カーン、エマ・ケイ、ヤー・ビラゴ、ロテム・ショチャット、高橋真知、高橋徹、梶谷健人、石田康平、玉城絵美、吉上 亮、水野 祐、豊田啓介、倉田哲郎、川田十夢ほかが登場。

ARCHITECTURE FOR REGENERATION

「再生する都市」の誕生
腐敗する建築、循環するマテリアル気候変動やエコロジーの危機に応える「ネイバーフッドの礎」とはいかなるものなのか? その鍵となるのは都市でのエネルギーの自律分散化や建築に対する「ある感覚」を取り戻すことにありそうだ ── 。「生態系の一部をなす生成的な建築」を目指す、建築家・能作文徳による実践の手引き。